こんにちは!WordPressブロガーのもり(@moripro3)です!
2019年4月4日発売!
『WordPressの達人が教える 本気でカッコよくするWordPressで人気ブログ 思いどおりのブログにカスタマイズするプロの技43』
タイトルだけで期待値がかなり高いですね!ちょっと長いので、SNS界隈では略して「本気カスタム本」と呼ばれています。
書評って誰が(どんなスキルの人が)書いてるかが気になりますよね。そこで、ざっくり私の基本情報がこちら
2019年4月時点で、私のWordPress歴は5カ月です(ブログ歴は通算1年4カ月)
- 2018年1月 はてなブログを始める
- 2018年11月 WordPressに移行
当ブログは非公式(有料)テーマのJINを使用、見出しなどもちょこちょこっとカスタマイズしています。
さぁ、それでは、WordPress歴5カ月の私が、WordPressの本気カスタム本を読んだ感想を紹介していきますよ!
(※この書籍はソーテック社様より献本いただきました。ありがとうございました!)
Contents
本気カスタム本・各チャプターごとの概要
まず大事なのが、この本気カスタム本は「WordPressのカスタマイズの入門書」であり、「WordPressの入門書」ではないことです!ここは念頭に置いておきましょう。
本気カスタム本は大きく3部構成になっています。
- WordPress共通の設定(投稿画面の使い方・管理画面の設定・プラグインなど)
→ Chapter1-3 - 非公式テーマyStandardを用いたカスタマイズ
→ Chapter4-5 - HTML/CSS/PHPを使用したWordPressのカスタマイズ
→ Chapter6
【Chapter1-3】WordPress共通の設定
Chapter1-3では、特定のテーマに依存しないWordPress共通の操作・設定方法が書かれています。
- 2018年末のWordPress5.0でアップデートされた新しい投稿画面「Gutenberg」の使い方
- WordPress管理画面での必要な設定
- インストールしておくと便利なプラグイン
ポイントは、ほぼすべてのページに画像があり、画面付きで説明されている親切さです!
文字だけでは伝えるのが難しい操作も、このとおり画面キャプチャ付きでバッチリ説明があるので安心ですね!

WordPressでブログ運用して記事は書いてるけど、管理画面はほとんど触ってない(設定方法よくわからない…)という方は、このChapter1~3を読むだけでも、十分に勉強になると思います。
【Chapter4-5】非公式テーマyStandardを用いたカスタマイズ
WordPressの非公式テーマ「yStandard」を使用したカスタマイズの説明です。
yStandardは「自分色に染めた、自分だけのサイトを作る楽しさ」を感じてもらうために作った一風変わったテーマです
本気カスタム本の著者・尾形 義暁(@yosiakatsuki)さんが開発したテーマです!
ポイントは「著者=テーマの開発者」であること!
このチャプターも画面キャプチャ盛りだくさんで解説されているので、「とりあえず公式テーマでなんとなくブログ作って記事書いてるけど、そろそろ本気でカッコイイブログを作りたいなぁ」という方は、これを機に試してみてはいかがでしょうか。
【Chapter6】HTML/CSS/PHPを使用したWordPressのカスタマイズ
最後のチャプターは難易度が高いです!
プログラムを編集して、テーマそのものをカスタマイズするための知識が書かれています。
HTML/CSSの基礎知識や、margin,paddingの解説もあり、まるでプログラミングの教科書みたいです。

このチャプターを見れば、記事の見出しをオリジナルデザインにすることも十分に可能です!
特典PDFがついている!
なんとなんと!全264ページの書籍に加えて、特典のPDFが付いています!(ネットからダウンロード)
そのボリュームがおどろきの全172ページ!(PDF87枚)
- ドメインの取得方法
- レンタルサーバの契約方法
- 無料ブログからWordPressに引っ越しする方法
- Gutenbergの投稿画面をカスタマイズする方法
- 無料テーマ「Nishiki」を使ったトップページのカスタマイズ方法
- プログラムを使ったテーマカスタマイズ
WordPressをカスタマイズするときは、WordPressを直接いじるのではなく、ローカル(パソコン上)でカスタマイズして動作確認をしてから、サーバー上のWordPressを更新すべし!とのことです。
そのために必要な知識・情報が盛りだくさんです。
- WordPressをローカルで動かすツール「Local by flywheel」
- プログラムを編集するためのおすすめエディタ「Visual Studio Code」
- サーバーへファイルをアップロード・ダウンロードするFTPソフト「FileZilla」
- テーマカスタマイズをするためのPHP・JavaScriptの基礎知識
本気カスタム本をオススメしたい人・そうでない人
「本気カスタム本」のレビュー記事だからこそ、「こんな人にはオススメできないかも…」という本気の感想も書いてみます。
全体を通しての難易度は、WordPress歴5か月の私がお腹いっぱいになるレベル(※個人差あり)です。
本気カスタム本はこんな人にオススメ!
すでにWordPressを使ったことのあるこんな人にオススメです。
- WordPressでブログを書いているが、あまり使いこなせていない
- なんとなくWordPressを使っているが、管理画面の大事な設定など、実はよくわかっていない
- もっとブログに自分らしさを出してパワーアップさせたい
冒頭で「WordPressのカスタマイズの入門書」であり、「WordPressの入門書」ではないと書きましたが、
WordPress未経験でも、
「他のブログ(はてなブログ等)でそれなりに記事を書いており、HTML/CSSを使ってカスタマイズをしている、もっと自由に表現したいからWordPressに移行したい」
と考えている人にもオススメですよ!
こんな人にはオススメできない&まだ早いかも?
「WordPressのカスタマイズの入門書」であり、「WordPressの入門書」ではないので、下記の2つに当てはまる人は、ご注意ください
- これからブログを始める人(→まだ早いかも?)
- HTML/CSSに抵抗がある人(→オススメしない)
この2つの意味を詳しく書きます。
①これからブログを始める人
これは、「ブログ未開設で、まだ1記事も書いたことが無い人」を表しています。
ブログ完全初心者が「ブログ始めるぞー!カッコイイブログ作るぞー!」と意気込んで、本気カスタム本にいきなりすべて取り組もうとすると、挫折する可能性があります。
②HTML/CSSに抵抗がある人
カッコいい・オシャレなブログを作りたいけど、HTML/CSSを覚えるのは抵抗がある…。HTML/CSSを使わずになんとかしたい、という人には残念ながら向かないでしょう。
本気でカッコいいブログを作りたいのであれば、HTML/CSSの知識は必須です!
ブログを運営するうえでHTML/CSSを覚えておいて損はないので、この本で勉強しちゃうのもオススメです!
(参考)ブログ運営の2ステップ
ちょっと個人的な考えを述べます。
ブログを運営するうえで、大きく2つのステップがあると私は考えています。
- 文章を書くことに慣れる・更新の習慣を付ける
- 見た目をカスタマイズしてカッコよくする
①が出来てない状態で②にチャレンジしても、「人気ブログ」を作るのは難しいです。
飲食店で例えるなら、いくら看板や外装をオシャレにしても、肝心のメニューが揃ってなかったら人気店にならないですよね。
なので、「①の段階をクリアした人向け」のイメージです。(※著者さんの想定ターゲットと異なったら恐縮なので、あくまで個人的な感想です)
最後に
この「本気カスタム本」は、WordPress歴5か月(ブログ通算1年4カ月)の私がお腹いっぱいになるレベルのボリュームと難易度です。
書籍264ページ + 特典PDF172ページで1,728円(単行本)
・・・安い!!
本気でカッコいいブログを作りたい方はぜひご覧ください!
ノンプログラマーがプログラミングを使えるようになると、「仕事の幅」が広がります。
日常生活にたとえると「車の運転」のイメージです。
多くの人は、大人になると自動車教習所に通って、運転の練習をしますね。F1レーサーやタクシードライバーなどの「プロ」になるわけではないのに。
車の運転ができれば、遠いところへ、速く・ラクに移動できて「生活の幅」が広がるからです。
プログラミングができるようになれば、今の仕事を速く・ラクに片づけて、「仕事の幅」を広げることができます。
「プロ」を目指す必要はありません。今の仕事をより豊かにするための「手段」、それがプログラミングです。