もりさんのひとりごと

普通じゃない自分が苦しかったあの頃 ~「もり」の誕生秘話~

ブログを書き始めて1年半が経ちました。週1~2本のペースで書き続けて、100記事を超えました。

ブログに出会ってから、いろいろなことが変わりました。

ダラダラとテレビを見ることがなくなりました。毎年、大晦日はコタツに入って紅白歌合戦やジャニーズカウントダウンを見ていましたが、昨年の大晦日はパソコンをカタカタしてて、気が付いたら年を越していたほどです。

IT系のネタを書いてるので、常に新しい知識を習得するために、勉強の習慣も身につきました。

ブログに出会って、ほんとうに色々な良いことがありましたが、その中でも一番の変化は、昔からのコンプレックスを解消できたことかなと思います。

今日はその話をしたいと思います。

 

 

私は、幼い頃からずっと、自分がキライでした。日本人離れしたクルクルの天然パーマで、幼い頃は色素も薄くて、赤茶色の髪の毛でした。

親戚や近所のおばさんたちは、そんな私の髪型もふくめ可愛がってくれましたが、成長するにつれ外の世界に出ると、普通でない容姿の私はからかわれました。

幼稚園の頃の記憶はあまりありませんが、なんか自分は変だなと思っていました。友だちは少なかったです。

小学校に入学すると、奇異な目で見られるようになりました。

「もりさん、ナニジンなの?」と聞かれることもよくありました。「にほんじんだよ」と答えました。

「黒髪のストレート」が日本人の普通なので、赤茶色でクルクルな髪をしてる子がいたら、そんな疑問を持つのもしょうがないです。

中学生になると、周囲の女子たちはオシャレを始めます。ティーン雑誌という中学生向けのファッション雑誌を読んで、ヘアアレンジをしていました。

そんなクラスの女子たちがうらやましかったです。「普通」の髪をもたない私にとって、そのティーン雑誌は無縁でした。

 

街を歩くだけで、電車に乗るだけで、店に入るだけで、ただそこにいるだけなのに、指をさされて笑われました。心無い言葉を浴びせられることもよくありました。

生まれつきの容姿を非難されるのは本当に悲しいことです。通学以外で外に出かけるのが嫌でした。休みの日はいつも帽子をかぶっていました。

 

なんで、自分だけこんな髪の毛なんだろう。どうして、「普通」の女の子みたいな黒髪のストレートに産んでくれなかったのだろうと、ずっと思っていました。

 

「普通」じゃないことが、すごく苦しかったです。

 

 

高校生になって初めて、縮毛矯正をかけました。ずっと欲しかったストレートヘアを手に入れて、風が吹いた時にゆらゆらとなびく自分の髪を見て、涙を流したのを覚えています。

でも、やっぱり「普通」にはなれませんでした。髪が長くなりません。髪は生えてきますが、過度に縮れて弱い髪が、成長過程で切れてしまうのです。

ネットで調べてみると、「縮毛症」という疾患らしいです。疾患といっても、ただの遺伝体質です。なかには容姿を気にしてウィッグで生活してる女性もいるそうです。私は比較的程度の軽いものです。

 

 

女性向け雑誌やシャンプーのCMなどで、「髪は女の命」というフレーズがあります。

サラツヤのストレートヘアが女の命だというならば、私は産まれながらにして命を持たない女なのかと悲しくなります。だから、そういうCMが流れるとチャンネルを変えていました。

ネットや雑誌の恋愛ハウツー記事には「男性はサラツヤの髪の毛が好き、パサパサの髪は印象が悪い」と書いてあります。そんなこと言われたって、生まれつきのこの髪じゃどうにもなりません。

 

だから、子どもの頃から、女としての自信がありませんでした。だって、「髪は女の命」なんでしょ。私にはその命がないんだもの。

そんな風に、ずっと卑屈に生きてきました。

 

こんな麗しいロングヘアーの女性が憧れで、私もこんな風になりたいとずっと思っていました。

 

女性が集まる場所が苦手でした。

「普通のストレートヘア」、それは、どんなに願っても、どんなにお金を積んでも、決して手に入れることができません。

だから、その「普通」を当たり前に身にまとう女性たちに囲まれると、たまらなく惨めで悲しくなるのです。

私はダメな女だと、劣等感で胸がいっぱいになります。

 

異性の目がある方が容姿を気にするものだけど、私は逆でした。同性(女性)が多い環境ほど、他人の髪の毛ばかりに目がいってしまい、自分の容姿が気になって惨めになるのです。

だから、男性の多い環境・職場を選んで生きてきました。大学を出て就職したシステム会社は、女性比率が1割ほどでした。

男性は短髪だし、坊主頭のような人もいるので、そういう環境にいたほうが、私も自分の容姿が気にならなくてラクなのです。

 

 

「無い物ねだり」という言葉があります。

どうして周りのみんなは〇〇ができるのに、自分だけできないんだろう…そんな思いを抱いたことはありませんか?

人は「持っているもの」より、「持っていないもの」に目がいってしまう生き物だと思います。

私は、多くの人が持っている黒髪のストレートを持っていません。

今、この記事を読んでくれているストレートヘアのあなたは、これほどまでに、それを渇望している人がいるなんて思いもしなかったでしょう。

あなたが持っている「普通」は、他の誰かがどんなに願っても手に入れることのできない「特別」なのです。

逆もそうです。

誰かが持っていない「普通」を私は持っているし、それが誰かにとっての「特別」であることに、私は気づいていないでしょう。

 

 

私は普通じゃない、どうして自分だけこんなに惨めな思いをしなきゃいけないだろう。そんな私に、ブログは大切なことを気づかせてくれました。

 

普通の会社員生活を送っていた私にとって、ブログという世界は異次元でした。Twitterのアカウントも作成して、色々なブログを読み始めました。

最も衝撃を受けたのは、若ハゲをテーマにしたアフィリエイターです(有名な方なので知ってる人も多いかも)顔は隠しているものの、薄毛治療の過程を写真・動画で公開しています。

治療開始前の頭部の写真を見ると、(えっ・・・こんなの公開しちゃっていいの?)と驚きました。

若ハゲで悩む男性向けの恋愛コラムも書いていて、それは女性目線から読んでも、とても面白いものでした。

 

ひと通り記事を読み終えると、自分の20年分の髪の悩みがちっぽけに思えてきました。たかが髪の毛で悩んでる私って小さいわ、ふふふ、と。

 

他にも色々な人のブログを読んでみました。自分のコンプレックスを赤裸々に、なんの躊躇もなく公開しています。

そんなブログを読んでいると、自分の髪の毛なんて、本当にどうでもよくなりました。

 

 

もう一つ、ブログを書き始めて変わったことがあります。

人は「持っていないもの」に目がいってしまう生き物だ、と述べました。

 

私は、ブログを書くことで自分の「持っているもの」に気づくことができました。

 

2018年にブログを開設して、まずExcelの記事を書きはじめました。自分が書けることといえば、普段、会社で使ってるExcelくらいでした。

記事を書いてTwitterで発信していくと、少しずつ反応がもらえるようになりました。

『すごい!便利ですね!』

『会社の作業がラクになります!ありがとう!』

嬉しかったです。ほんとうに、嬉しかったです。

ブログのアクセス数が少しずつ伸びていくのが目に見えました。

インターネットの検索結果に自分の記事が載っているのを初めて見たときは、嬉しくて涙を流しました。

「Googleは有益なサイトを上位表示する」と聞きました。私の持っている知識は、こんなにも世間の役に立つものだったのか、と驚きました。

 

私にも「持っているもの」があった。ブログを書き始めて気づきました。

 

書くネタが何もないと思ってる人も、きっと何かを持っているはずです。

社会に出て仕事をしたことのない専業主婦の方でも、料理・洗濯・掃除・育児など、世間が必要としているたくさんのノウハウを持っているでしょう。そしてそれは間違いなく誰かの役に立ちます。

何らかの闘病生活で外出できない人であれば、(公開できる範囲で)自分の体験談を書くのも良いと思います。

 

与えるのは「知識」に限りません。あなたの経験や想いを発信することで、同じような境遇にいる人を励ましたり、心を支えることができます。「経験」も、立派な「持っているもの」です。

 

今、私が書いているこの記事が、縮毛症に悩む誰かの励ましになったら、すごく嬉しいです。

ブログを書きはじめても、最初は誰からも読まれない時期があります。でも、そこでくじけずに頑張ってみてください。きっと、誰かの役にたちます。

 

***

 

ブログを書くことで自分の「持っているもの」に気づけた私は、高校時代から10年近くかけ続けてきた縮毛矯正をやめました。

 

世間の「普通」に合わせる必要なんてないし、ありのままの自分でいいやと思うことができました。

 

中途半端に伸ばして束ねていた髪をバッサリ切り、幼い頃のクルクルの髪型に戻りました。またあの頃のようにバカにされるかもしれない、笑われるかもしれない、という不安はありました。

 

でも、自分には「持っているもの」があるから大丈夫。人の容姿をみて笑うようなヤツよりも、私の方が何倍も世間の役に立っているから大丈夫。

 

ブログは、私にそんな勇気を与えてくれました。

 

***

 

こうして、ブログ大好きな「もり」が誕生しました。

今はすっかり黒髪になりましたが、幼い頃は赤茶色でよく外国人に間違われたので、「せっかくのパーマだし、いっそ外国人風にしてみよう!」と思い、髪を明るく染めています。

「ココナラ」というサービスで書いてもらった似顔絵のアイコンがとても気に入っています♡

 

もり
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いつもブログを読んでくれてありがとう~

これからも「もりさんのプログラミング手帳」をよろしくね!